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ファナック

2010年10月30日(土)

Trick or treat! [CFD]

【サマリー・10/25〜10/29】

今週の日経平均は、週末のNY DOWが小動きであったこともあり、週明けの寄付は小動きでスタート、あと主要企業の決算控えから模様眺め一色でわずかに小甘く引けた。翌日はNY DOWはしっかりだったものの円高もあって寄付はやや売り物でスタート、あと後場には米アップルによるソニーの買収観測等もあって個別では沸いたが指数は往って来いとなり引き続き小甘い引けとなった。週央は為替が円安に振れていたことで寄付は小反発でのスタート、あと後場は香港ハンセン安から売り物となるもカバーも入り引けは僅かながら締まって引けた。翌日は寄り前がやや円高気味に振れていたことで小甘くスタート、あと日銀金融政策決定会合前倒しの報が伝わり浮上する場面があったものの上値では売り物も多く小甘い引けとなった。週末は、寄り前に発表された9月鉱工業生産が事前予測を下回ったことで売り物でスタート、あと後場も戻り鈍く先物の大口売りから終日安値低迷し9,200円台で一週間を終えた。
円相場は、前週末のG20財務相・中央銀行総裁会議において特に具体的な合意が無かったとの見方から米の追加緩和観測によるドル売りが継続し80.45円と約15年半ぶりの安値を更新した。ロンドンに移っても80.41円と急伸したが、あとFOMCにおいてFRBが打ち出す見通しの金融緩和策を見極めたいとの思惑から一旦カバーが入る格好となり81円台後半まで売られた。あと日銀金融政策決定会合前倒しの報が伝わったものの、一方では月末控えの輸出企業の円買い需要も強く週末はNY市場で一時80.37円まで上伸し高値を塗り替えることとなった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で9,595円、次の下値フシは大引で9,270円となっているが、上記の通り今週はわずか6円そこそこという首の皮一枚で正確には再陰転を免れたというところだが、225種関係の他指標では一足先に再陰転が確認されているものもあり、ストラテジー的には再陰転寄りの見方を常に備えておくべきであろう。」としたが、今週は週明けから凪のような相場が連日続いたものの週末には力尽きて一段安、これで今週の下値フシ9,270円を切って漸く現物も再陰転確認となった。
 既に10/16号では「〜ただ現状ではこのまま引線一波動でこの下値フシを取ると再陰転確認となるなど下方向への切っ掛けとなり易い形状となっており〜」として、先週10/23号でも「ストラテジー的には再陰転寄りの見方を常に備えておくべきであろう」と重ねてコメントしておいた部分が役に立ったはずである。
 来週は国内ではやはり4日〜5日の日銀金融政策決定会合、その後のAPEC財務相会議が注目か。この日銀金融政策決定会合は周知の通り前倒しとなったが、これもその前のFOMC絡みで追加緩和による円高進行を睨んだ動きともいえる。決算発表もまだ残っているほか海外では月初の米中間選挙もあり、重要なイベントが盛り沢山なことからボラタイルな動きが期待されるところ。
  特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で9,395円次の下値フシが大引で9,010円となっているが、既に何度もコメントしている(過去文参照)ところの「段階的な四つの抵抗が並ぶ価格帯」で弾かれること今回で四度目。一目均衡表の雲上限突破云々が上旬に言われたが、その辺はまったくアテにならないのである。 さてこれでその「段階的な四つの抵抗」と同じ抵抗を再度作成し、二重にシコリが醸造された。 今後のシナリオとして一つ目は、波動的には9/1の年初来安値である8,796.45円を割って、9/4号で「〜次は昨年4月の陽転のフシ8,640円、その下の8,470円、そしてこの4月陽転前の安値フシということになるが〜」と指摘しておいた前回未達成のフシ目をターゲットにしてゆく動きになるのが自然なパターンだが、日米の政策的なイベントによる為替動向によっては、この「段階的な四つの抵抗」と「8月末に付けた安値フシ」との間でのボックス相場となるのが二つ目のパターンか。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で858.50、次の下値フシは大引で819.0と設定するが、今週は225の全般安局面ではメガバンク群が下げ渋りを見せNT倍率が縮小する場面があった一方で、NY DOWが大幅高になった局面では全般買い気が強まるとも期待されたものの、開けてみるとメガバンクなどの弱さに足を引っ張られてTOPIXも頭重い商状も見られるなど総じてメガバンクに振り回される展開が多かったことで引続きこのポストの方向性に注視したいところ。」としたが、案の定主力の三菱東UFJなどは今週新安値を更新、これらの影響もあって日経225が凪のような小幅往来の間もジワジワと下値を切り下げ、26日には33営業日ぶりに設定しておいた下値フシを切ることとなった。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で837.50次の下値フシが大引で798となっているが、この下値フシを取るということは自動的に年初来安値更新を意味する。またそうなれば5/25に陰転確認した以降のパターンが規則正しく二回繰り返されたが、この繰り返しが三回繰り返されることになる。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,217.50ドル、次の下値フシは大引で10,959ドルとなっているが、先週に引き続き上値フシは最後の関門。欧州のDAXのように新波動入り出来るかどうかだが、DAXと違って7月に作成した長大陽線の存在があるので、これを絡めた二番天井型の陰転形成には注意をしておきたいところ。」としたが、週明け25日と翌26日にはザラバ高値でこの上値フシ11,217.50ドルを抜いたものの引けでは維持出来ず、今週はいずれのフシも取らず終いであった。
 来週の注目指標としては、先ず1日の米10月ISM製造業景気指数、3日の米10月ISM非製造業景気指数、米10月ADP全米雇用報告、5日の米10月雇用統計、米9月中古住宅販売成約指数等の発表があるが、この間には2日の米中間選挙、そして2日〜3日の米FOMCがありやはりこちらの動向が焦点となるか。
 特殊チャート上では来週もまた今週同様に、現在値から次の上値フシが大引で11,217.50ドル次の下値フシは大引で10,959ドルとするが、引き続き上値フシは最後の関門となっており、来週の重要イベント目白押しの中でフシ目がどのように作成されてくるのか注目しておきたいところ。

【S&P500種】
  先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で先週同様の1,188.50、次の下値フシは大引で1,164と設定されるが、ここまで同指数採用銘柄のうち159社が決算発表を行っている。その内容は135社が増益、125社が予想を上回る内容となっており、今後の決算発表で各所のフシ目が変わってくるか注目である。」としたが、週明け25日と28日のザラバ高値ではこの上値フシを抜いたものの引けでは維持できず、今週はNY DOW同様にいずれのフシも取らず終いであった。
  特殊チャート上では来週もまた今週同様に、現在値から次の上値フシが大引で1,188.50次の下値フシは大引で1,164と設定されるが、2011年の利益予想で同指数のPERは12.5倍。米市場の年初来上昇率は中型株構成で14%、小型株構成が12%に対して同指数は6%そこそこと大型株の出遅れがいわれている現状、この辺の水準訂正があるかどうかも見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で6,676.50、次の下値フシは大引で6,545となっているが、先週「上昇波動がきれいに継続される事となった」とした通り週明けに6,500と大台替りしたのも束の間、三日後の木曜日には6,600の大台へ載せるなど一週間で台替わり二つを演じる様は、春先に高値を付けそれがピークになってしまっている他の先進諸国の株価と比べ、その違いが際立っている。」としたが、週明け25日には上値フシ、また27日には下値フシにザラバ接近するもこれに抵触することなく、今週は何れのフシも取らず終いであった。
 特殊チャート上では来週もまた今週同様に、現在値から次の上値フシが大引で6,676.50次の下値フシは大引で6,545とするが、ちょうど一年前の昨年10月から作成している上値抵抗ラインが控えていることもあり、この辺も影響してモタつく場面があるか。

【ファナック】
 さて、日経平均への寄与度が高い銘柄シリーズを先週から取り上げているが、今週はベスト2の同社を取り上げてみたい。
ご存知、工作機械用数値制御装置・産業用多関節ロボットで世界首位の企業であるが、直近ではゴールドマン・サックス証券が下期以降の自動車生産の前年比モメンタム一巡から設備投資モメンタム鈍化からレーティングを「中立」から「売り」に変更する一方で、クレディ・スイス証券は為替感応度が低いことや、中国でのシェア拡大により上場来高値更新を視野に目標価格15,000円とし、ドイツ証券もレーティングを「バイ」継続としていたが、直近では営業利益前期比65.7%増、純利益3.11倍と大幅な増収益となる見通しから低迷する他社を他所に今週は新高値更新となった。
 特殊チャート上での昨年からの動きは、昨年1月下旬の5,000円接近のボトムから下練りを経て3/13に5,900円台にあったフシを抜いて陽転確認、そこから5/7には8,300円の高値まで上昇したが、あと11/27のドバイ・ショックのボトムまでは比較的規則性のあるボックス相場で小刻みに陰転と陽転を繰り返す動きに終始した。そこから12/11に8,100円台のフシを抜いての再陽転後にはこのボックス圏を離脱し、あと途中の再陽転確認を交えながら、今年4/27高値11,670円まできれいな上昇波動を描いた。その後一ヶ月調整するも6月には二番天井を取りに行き6/25には10,700円台のフシを切ってここで陰転確認、あとは規定通りの下落で8/31には9,020円の安値まで下落するに至った。その後9/10には9,600円台にあったフシを抜いてここで陽転確認、今月に入ってからも二回の再陽転確認を交えて直近までで約2,400円の上昇となっている。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で、11,870円次の下値フシが大引で11,520円となっているが、4月に付けた高値フシをも抜いてきたところでここから新波動入りとなるか、それとも二番天井となるかここからの再陽転のフシ取りの是非には注視しておきたい。


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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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