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京セラ

2010年11月06日(土)

霜月相場 [CFD]

【サマリー・11/01〜11/05】

今週の日経平均は、週末のNY DOWが小動きであったものの15年半ぶりの円高が嫌気されて週明け1日は小甘くスタート、直後に80円台前半にあった為替が一気に81円台まで急落したのを見てプラス圏に浮上するも、この為替が往って来いとなるのに合せるように急速に伸び悩み小幅続落して引けた。翌日も寄付は動意薄で小甘くスタート、あと国内祭日や重要日程控えで模様眺め気分が強まり日中の値幅はわずかに48円と3/10以来、約8ヶ月ぶりの小動きにとどまった。祭日明けの木曜日は米中間選挙や米FOMCがほぼ予想の範囲内の他、対ユーロで円安になっていた事から寄付は急反発してスタート、あと高寄与度銘柄の伸びもあって終日高値圏を維持して引けた。週末はNY DOWが大幅続伸しリーマンショック前の水準を回復した事で二日連続の窓明けで大幅続伸スタート、あと殆ど押しらしい押しも入れずに高値圏を維持し、約1ヶ月ぶりに9,600円の大台を回復して一週間を終えた。
円相場は、週明け1日のウェリントン市場で一時1ドル80.32円まで買われ、東京市場での80円割れのタイミングが注目されていたが、午前9時ちょうど頃に1ドル80円台前半から一気に81円台まで急落する場面があった。誤発注や為替介入説など瞬時に様々な憶測が飛び交ったが急速に往って来いとなり、あと翌日にかけては80円台後半でFOMCの内容を見極めたいと様子見ムードが広がった。祭日明けの木曜日はFRBが発表した追加金融緩和策が予想範囲内であった事や米雇用統計控えで対ドルでは小動きであったが、対ユーロでは114円台まで売られた。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で9,395円、次の下値フシが大引で9,010円となっているが、既に何度もコメントしている(過去文参照)ところの「段階的な四つの抵抗が並ぶ価格帯」で弾かれること今回で四度目。一目均衡表の雲上限突破云々が上旬に言われたが、その辺はまったくアテにならないのである。 さてこれでその「段階的な四つの抵抗」と同じ抵抗を再度作成し、二重にシコリが醸造された。 今後のシナリオとして一つ目は、波動的には9/1の年初来安値である8,796.45円を割って、9/4号で「〜次は昨年4月の陽転のフシ8,640円、その下の8,470円、そしてこの4月陽転前の安値フシということになるが〜」と指摘しておいた前回未達成のフシ目をターゲットにしてゆく動きになるのが自然なパターンだが、日米の政策的なイベントによる為替動向によっては、この「段階的な四つの抵抗」と「8月末に付けた安値フシ」との間でのボックス相場となるのが二つ目のパターンか。」としたが、国内の祭日を挟んで米追加金融緩和が好感され4、5日と連騰でこの上値フシ9,395円を抜いてきた。
 来週は、国内でも注目指標が11日の9月機械受注程度くらいだが、事前予測は前月比マイナスと直近まで3ヶ月連続で増加した反動で落ち込む見通しとなっている。下記に設定した上値フシを抜くかも注目ながら、その手前には先月のSQ値があり、この近辺での商いにも注目しておこう。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で9,735円次の下値フシは大引で9,410円となっているが、枯れ切った騰落レシオ効果もあったのか二日続騰にて引線一波動でこの上値フシを抜いてきたことにより早くも先週の再陰転がニュートラルとなった。パターン的には、6月中旬の目先陽転のフシを取るも下旬では早くも再陰転のフシを取ってニュートラルに転換してしまった波動の逆のパターンが今回か。週末のザラバ高値は「段階的な四つの抵抗が並ぶ価格帯」の二つ目手前で弾かれていたが、来週のこの上値フシはその三つ目に挑戦することになる。6月の逆パターンになるかどうかは、先ずこの三つ目の抵抗抜けるか否かの確認からということになる。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で837.50、次の下値フシが大引で798となっているが、この下値フシを取るということは自動的に年初来安値更新を意味する。またそうなれば5/25に陰転確認した以降のパターンが規則正しく二回繰り返されたが、この繰り返しが三回繰り返されることになる。」としたが、依然として軟調な銀行株の影響で2日にはザラバ安値799.64と9/1に付けた年初来安値を更新、2009年4月1日以来1年7ヶ月ぶりに800を割ることとなった。ただ下値フシ798にはタッチすることなく引けでは800の大台回復しているので、今週は何れのフシも取らなかったことになる。
 来週も引き続き今週同様に特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で837.50次の下値フシが大引で798と設定されるが、週末の昼時に発表された金融政策決定会合の結果では日銀基金が12月半ばから買い取る対象のETFについてはTOPIXまたは日経平均に連動するものとし、約4,500億円、市場規模は2.3兆円とされた。この辺がまた心理的に影響してくるのかどうかフシ目フシ目を見てゆきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「来週もまた今週同様に、現在値から次の上値フシが大引で11,217.50ドル、次の下値フシは大引で10,959ドルとするが、引き続き上値フシは最後の関門となっており、来週の重要イベント目白押しの中でフシ目がどのように作成されてくるのか注目しておきたいところ。」としたが、週明けも順調に連騰し4日には米国の追加金融緩和が景気回復に繋がるとの期待から大幅続伸し、10,434.84ドルで引けた。この水準は世界を震撼させたリーマン・ブラザーズ経営破綻直前である08年9月12日の大引11,421.99ドルを上回ることとなったが、同時にこれで上値フシも大きく抜いてくることとなった。
 来週の注目指標発表としては、先ず10日の米9月貿易収支、米10月財政収支、そして週末の米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値などがあるが、これについてはコンセンサス程度の伸びであろうといわれている。また、決算発表では10日のシスコ・システムズ、ポロ・ラルフローレン、メーシーズ、11日にはウォルト・ディズニー、コールズなどが予定されておりこの中でも年末商戦関連には季節柄注目されるところか。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で11,544.50ドル次の下値フシは大引で11,206ドルとなっているが、今回の再陽転で関門を突破し次の長大陽線を作成途上となっている。8月末からの出直り相場においては今迄のような上昇相場においてのフシ目をあまり作成していないことから、上にしろ下にしろ一波動での振れ幅が比較的大きい相場付きになってくることが予測される。

【S&P500種】
 先週号では、「来週もまた今週同様に、現在値から次の上値フシが大引で1,188.50、次の下値フシは大引で1,164と設定されるが、2011年の利益予想で同指数のPERは12.5倍。米市場の年初来上昇率は中型株構成で14%、小型株構成が12%に対して同指数は6%そこそこと大型株の出遅れがいわれている現状、この辺の水準訂正があるかどうかも見ておきたい。」としたが、やはりNY DOWよりも一足先の2日にはこの上値フシを抜いて4日には更に1,200の大台へとステージを移してきた。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で1,232.50次の下値フシは大引で1,209となっているが、既報の通り出遅れであった指数も此処へ来て鞘寄せが為された。NY DOWに比べてフシ目取る回数自体が多いので、今後も関門のメドを測る上でこの指数と共に分析することが欠かせない。

【DAX】
 先週号では、「来週もまた今週同様に、現在値から次の上値フシが大引で6,676.50、次の下値フシは大引で6,545とするが、ちょうど一年前の昨年10月から作成している上値抵抗ラインが控えていることもあり、この辺も影響してモタつく場面があるか。」としたが、NY DOWと同じく4日には6,734.69とこの上値フシを抜いてきた。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で6,801.50次の下値フシは大引で6,668となっているが、今週4日に取った6,735.69というのは先週書いた上記の一年前の昨年10月から作成している上値抵抗ラインにほぼ一致する。そこでここから一旦押しを入れての再陽転挑戦となるのか、または引線一波動で次に設定した上値フシを抜いてくるのか見ておこう。

【京セラ】
 さて、日経平均への高寄与度シリーズ第三弾の今週はベスト3の同社を取り上げてみたい。
ご存知、コンデンサーなど電子部品のほか、企業買収や資本参加から多角経営を標榜している。 10/28発表の10年9月中間期は、スマートフォンを中心とするデジタル機器市場の活況から主力の半導体搭載用セラミックパッケージなど半導体部品の伸びもあった結果、売上高が前年同期比31.7%増、営業利益が前年同期比9.2倍、純利益が前年同期比7.1倍となっており、併せて11年3月期の連結業績予想も上方修正している。
 特殊チャート上での昨年からの動きは、昨年3月のボトムから上昇1波目と5波目がほぼ同幅となり中間波が短い構成のきれいな三段上げを作成している。日経225の天底と波動の天底が一致するパターンも多いが、ゴールデンウィーク明けの5/6に重要なフシを切って陰転確認した後は、こちらは業績があるだけに既に昨年11月のドバイショック時の安値を切ってしまっている日経225とは違って安値切り上げ型の波動を描いている。この5/6の陰転確認から7/6の年初来安値6,910円まで約2,200円の下げを演じ、その後7/8には7,200台のフシを抜いて二ヶ月ぶりに陽転確認、その後も9/2には7,400円台のフシを抜いて再陽転を確認している。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で8,620円次の下値フシは大引で8,350円となっているが、この下値フシにとどまらず引線一波動で8,270円以下まで押しを入れてくると、目先陰転のフシを取り易い波動に変化してくるのでこの辺には注意しておきたいところ。


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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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