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松屋

2010年09月04日(土)

長月相場 [CFD]

【サマリー・8/30〜9/3】

今週の日経平均は、週末のNY DOWが大幅高であったことを受けて、寄付は買い先行で9,000円台回復してのスタート、あと昼過ぎに日銀追加緩和策が発表されたものの、その内容がポーズ的なものにとどまり高値からは値を下げて引けた。翌日の日経平均は、前日のNY DOWが急落した上に、前日に日銀が追加緩和策を発表し円安誘導したにもかかわらず市場が円高に振れたことを嫌気し寄付から9,000円割れと急反落、寄り前の鉱工業生産の結果も材料視されずに、目先材料出尽くし感から終日ズルズルと下落し急落のまま引けた。週央は海外も小動きで動意薄のまま寄付いたあとに年初来安値を更新、その後は為替が円安気味に振れた事で切り返し小反発しての引け、翌日はNY DOWが大幅高となった事で寄付きから続伸、あとややダレる場面があるも円高対策発言等から切り返し続伸しての引けとなった。週末はNY DOWの続伸から買い先行でスタート、あと後場早々にはマイナス圏に沈むも、為替の落ち着きから主力株も確りとなった事で切り返し3日続伸して週末を終えた。
円相場は、日銀による臨時金融政策決定会合開催を材料に週明けはドルやユーロなどの主軸通貨に対して全面安となったものの、翌日には日銀が発表した追加金融緩和策が後手で小出しであった上に当面の材料で尽くしと取られ再度の円高進行となった。週央からは材料交錯し小動きとなり、週末も米雇用統計を控えて持ち高を傾け辛く小動きが続いた。

【日経225種平均株価】
  先週号では、「現在値から次の上値フシは大引で9,085円、次の下値フシは大引で8,825円となっているが、このゾーンは前回売買代金が35兆円と、9,000円〜9,500円未満の売買代金70兆円と比較して半分と薄かった関係で株価が変動し易いといわれている。8,000円台のフシ目で目立つのは四つ、先ず10,000円大台を回復する切っ掛けとなった昨年5月の再陽転のフシ8,850円だが、これは25日に取っている。次は昨年4月の陽転のフシ8,640円、その下の8,470円、そしてこの4月陽転前の安値フシということになるが、上値は前号まで書いてきた9,000トビ台のフシ含めた4本が抵抗に変わっているはずで、今後これらの間でどういった波動形成するのか注目である。」としたが、週明けから上値フシを取るも翌日には下値フシを割って引け月替わりの一日には8,800円を割れ年初来安値更新となった。
 来週は8日の7月機械受注発表、9日の8月工作機械受注や8月末オフィス空室率、10日の4-6月期GDP改定値発表など重要指標の発表などがあるが、週初からは日銀金融政策決定会合も開催される。ただ先月末の臨時会合で当面の措置は出してしまったとの見方も強く、ここで残された政策の中から搾り出すとも現状では考え辛いか。 余談ながら9月は東証が開所以来、日経平均株価の月別勝率が25勝36敗で、直近10年で見ると2勝8敗と最低勝率の記録を作っているが果たしてアノマリーなるか、上記の各指標併せてみておきたい。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で9,265円次の下値フシは大引で8,795円となっているが、TOPIXは既に先週取り上げた昨年4月の陽転のフシ8,640円を割り込む水準にまで大引で到達している。これら含めた下値の関門についてはそれぞれ先週挙げた通りであるが、再陰転したまま戻してきている現状ではTOPIXに比べた未達成感がいつ台頭しても不思議ではなく、4月から形成しているダウントレンドの抵抗線近辺では売り圧力が大きくなることを想定しておくべきであろう。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で826.50、次の下値フシは大引で786.50となっているが、既に上記に書いた日経225でいうところの昨年4月の陽転のフシ8,640円水準のフシは割ってきている。主力の動きにもよるが両者何れに鞘寄せするのか各所のフシ等を注視しておきたい。」としたが、週初の全般高で上値フシ826.50を取るも翌日には急反落し、この値位置で再陰転のフシを取ってきた。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で830.50次の下値フシは大引で784.50となっているが、このTOPIXはトヨタやソニー等を始めとする主力の個別銘柄が続々と再陰転のフシを取ったあとに上記の通り再陰転を確認しており、これが最終波になるか否かを注視しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシは大引で、10,251.50ドル、次の下値フシは大引で10,019.50ドルとなっているが、下値フシを割ったことで形状は日経225の6/30日のフシ割れと同様な状況。そうなるとそこから約6.1%安値を見に行った日経225の下落を想定すれば9,428ドルとなるものの、このNY DOWは日経225と違って7月に付けた安値フシも切っていなければ下放れから再陰転も確認していない。それらのことから現状は一波動でそこまで下落するのは想定し辛いということになる。」としたが、週明けにこの下値フシを割り込むもあと切り返して週末まで続伸となっている。
 来週は、週明けはレーバーデーで休場、あと注目指標としては8日のベージュブック、7月消費者信用残高、MBA住宅ローン申請、そして9日には新規失業保険申請件数などがあるが、今後は追加景気刺激策の内容等にも注視しておきたい。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で10,551.50ドル次の下値フシは大引で10,227.50ドルとなっているが、先月の騰落率は4.3%の下落となりこれは2001年以来のパフォーマンスの悪さであるという。先週記のように再陰転していないのが救いだが、ダウントレンドの抵抗線に弾かれ収斂型を形成する前に再陰転確認してしまうとそれこそ「ヒンデンブルグ・オーメン」の下落確率77%とされる調整目標値である9,786ドル以下なども含めてターゲットになってくる。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で、1,079.50、下値フシは大引で1,049.50となっているが、先ずはこの6月に付けた下値フシをキープできるかどうかである。」としたが、週明けには僅かにこれを割り込んだもののあと切り返しDOW同様に週末まで続伸となっている。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で1,115.50次の下値フシは大引で1,093.50となっているが、DOWとは違い再陰転を確認したあとの戻り相場となっているだけに6月以降の中段ボックス相場の中での切り上げ型が維持できるかどうか正念場であるか。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で、5,993.50、次の下値フシは大引で5,875.50となっているが、この上で今年に入ってから作成した下値抵抗ラインをも割ってきてしまうのかどうか見ておきたい。」としたが、大引で下値フシを取ることなく月替わりの1日には上値フシである5,993.50を大引で抜き6,000の大台回復となった。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で6,143.50次の下値フシが大引で6,023.50となっているが、このDAXも一部の指数同様に収斂形の形成途上ともいえ先行きの離れが何れになるか興味深いところでもある。

【松屋】  
 9/3付けの日経紙総合面には、三越伊勢丹ホールディングス傘下の伊勢丹が中堅百貨店の松屋と資本業務提携を解消する方針を固め、今月から相互の待ち株の売却を開始する旨が載っていたが、そんなことで今週は小売業ポストから同社をチョイスしてみた。
折しも先に純損失を発表しており、次に出たのがこの資本業務提携解消であるから嫌気売りを誘い、全般続伸歩調となった週末においても東証一部値下がり率ランキングで第二位(第一位は株価10円なので実質的にはトップだろうか?)と一人独歩安の憂き目。そもそもこの資本業務提携解消の理由が三越銀座店の増床開業ということでこのこと自体が銀座主力で展開している松屋に悪影響を及ぼす懸念も大きいなど悪材料が重なった格好だ。
 この株もリーマンショックで他同様に売られるも、05年に買い占められた例の村上ファンドなどの幻影が引き摺られたのか他に比べて比較的引き戻しは早かった。が、後は実勢から売られ09年の10/9には村上ファンドの物色スタート水準以下までのフルサト帰り、あと不安定な動き続けたものの今年に入って2月の末には757円のフシを抜いてきれいな陽転達成を確認。結局そこから4/28に1,098円まで上昇するも、二波移行の前に陰転を確認してしまい、6/7の再陰転確認から前回の陽転確認水準を割り込む下落を演じ、現水準は陰転したままそこから更に約200円ほど下にある。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシは大引で629円次の下値フシは大引で566円となっているが、現状でPBRは4倍超。純損失でコレだから当然のように貸借倍率は大きく売り長となっているが、この手の銘柄は指標で測れない部分があるからチャートこそ重宝する。時価総額と実質的な含みの乖離があれば常にM&A思惑は前回の東洋電機製造同様に燻ぶり続け、これらが様々な投資機会を提供してくれようか。


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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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