選択されているタグ : 

太平洋金属

タグを絞り込む :

2010年09月11日(土)

協調ポーズと遠い一体感 [CFD]

【サマリー・9/6〜9/10】  
  
  今週の日経平均は、週末のNY DOWの大幅続伸を映して週明けは買い先行でスタート、場中は殆ど押しもなくジリ高推移の中をほぼ高値引けで終了した。翌日はレーバーデーで米国市場休場の中を小動きでスタート、あと手掛かり材料難から方向感の無い取引が終日続き結局は小甘く引けた。週央は寄り前の7月機械受注が予想を上回る結果となるも、欧州信用不安の再燃などが懸念されて売り先行でスタート、あと円相場が対ドルで再度83円台前半と約15年ぶりの水準にまで急騰したことも嫌気され後場からは一段安、ザラバで9,000円を割れるなど大台の板も脆く急落して引けることとなった。翌日は円相場一服から買い先行でスタートするも、新成長戦略実現会議の場で為替と金融政策の話は出なかったとの日銀総裁コメントから上げ幅を縮小、高値から値を削るも小反発で終えた。週末は、円相場の84円台回復から買い先行でスタート、値嵩系の堅調から前場はスルスル上げたが、あと上海安を嫌気し後場はやや値を削るもほぼ火曜日の水準で引けた。
 円相場は、週末発表の米雇用統計が事前予測ほど悪いものでなかったではなかった事から過度な悲観論は後退したが週明けの相場はほぼ足踏み状態。翌日はストレステストの信頼性を疑問視する報道が出て対ユーロで急伸、これに連れる格好で対ドルでもジリジリと買われた。週央もこの流れが続き一部ストップロスも巻き込みながら一時は83.34円まで急伸、15年3ヶ月ぶりの円高水準となり主軸通貨にも広がった。あと政府・日銀の為替介入をめぐる思惑が交錯し揉み合い、週末も持ち高調整で伸び悩むこととなった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で9,265円、次の下値フシは大引で8,795円となっているが、TOPIXは既に先週取り上げた昨年4月の陽転のフシ8,640円を割り込む水準にまで大引で到達している。これら含めた下値の関門についてはそれぞれ先週挙げた通りであるが、再陰転したまま戻してきている現状ではTOPIXに比べた未達成感がいつ台頭しても不思議ではなく、4月から形成しているダウントレンドの抵抗線近辺では売り圧力が大きくなることを想定しておくべきであろう。」としたが、週明け6日にはこの上値フシを取るもあと急落、週央にはザラバで9,000円の大台も割り込むことになった。 上記の通り、上値フシを抜けてもすぐその上にはダウントレンド抵抗線が重く圧し掛かっておりこれに一気に弾かれた模様。 また、メジャーSQ9月限の概算値は9,150.32円、225型は6.5万株の買い越しであった。
 来週は、やはり注目されているのが14日の民主党代表戦か。菅氏であれば今迄の円高株安という弱基調が継続、一方小沢氏で決まれば円安株高が謳われており証券関係者の期待は大きいものの、マスコミも動員された勢力潰しなど顔色は悪い。縦しんば決まったとしても機械的なカバー一巡後に買いが入ってこないようであれば二重にシコリを作る分だけタチが悪い構図になってしまう怖さがあるか。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で9,370円次の下値フシは大引で9,004円となっているが、現在は前号までで書いてきた8,000円台に点在する下値フシと9,000円台に点在するフシに阻まれている状態。目先は下記の通りNY DOWが目先陽転のフシ抜けてくるかどうかが焦点であり、これを取ってくると225は陰転継続下でも下がり辛くなってくる。その過程で7月入りから始まったボックス相場が今度は一段下のレンジでもう一度作成されることになるのか、またその間に6月の時のような目先陽転のフシ目を225も作成してくるのか注目となる。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で830.50、次の下値フシは大引で784.50となっているが、このTOPIXはトヨタやソニー等を始めとする主力の個別銘柄が続々と再陰転のフシを取ったあとに上記の通り再陰転を確認しており、これが最終波になるか否かを注視しておきたい。」としたが、主力の値嵩系の全般高に合せて週明け6日にはこの上値フシを取ってきた。ただこれで勿論陽転したわけでなく陰転は継続。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で858.50次の下値フシは大引で818.50となっているが、波動的に今年は一貫して陽線の包み型の繰り返しでその都度レンジを切り下げる相場形成が為されている。 此処へきて再陰転したまま戻り一巡となった主力株群が、どの程度また新しい陰転のフシを取りにゆくかでこれが継続されるかどうか今後の方向も決まってくるか。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で10,551.50ドル、次の下値フシは大引で10,227.50ドルとなっているが、先月の騰落率は4.3%の下落となりこれは2001年以来のパフォーマンスの悪さであるという。先週記のように再陰転していないのが救いだが、ダウントレンドの抵抗線に弾かれ収斂型を形成する前に再陰転確認してしまうとそれこそ「ヒンデンブルグ・オーメン」の下落確率77%とされる調整目標値である9,786ドル以下なども含めてターゲットになってくる。」としたが、比較的おとなしい?動きでザラバでもこれらにタッチせずに一週間を終えている。
 来週の注目指標としては、14日に8月米小売売上高、15日に米9月NY連銀製造業景気指数、17日には8月米消費者物価指数や米9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値などがある。また目先では12日にスイスのバーゼルで予定されている銀行監督委員会の会合があり、新規制内容等が注目される。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で10,566.50ドル次の下値フシが大引で10,320.50ドルと設定されるが、引線一波動でこの上値フシを抜いてくるといよいよ8月の高値が射程圏に入ってくるが、これを抜け切れるのかそれとも4月から続くダウントレンドを前にして弾かれてしまうのかどうかこの辺を確認しておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,115.50、次の下値フシは大引で1,093.50となっているが、DOWとは違い再陰転を確認したあとの戻り相場となっているだけに6月以降の中段ボックス相場の中での切り上げ型が維持できるかどうか正念場であるか。」としたが、レーバーデー明けにはさっそくこの下値フシを僅かに割り込んだ。あと週末に掛けて切り返すも上値フシの方はザラバでも今一歩届かず終いであった。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で1,114.50次の下値フシは大引で1,089.50となっているが、引線一波動でこの上値フシを抜いてくると再陰転継続からニュートラルへ、あとは6月以降の収斂型が継続されるかどうかがポイントとなってくる。

【DAX】 
 先週号では、「来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で6,143.50、次の下値フシが大引で6,023.50となっているが、このDAXも一部の指数同様に収斂形の形成途上ともいえ先行きの離れが何れになるか興味深いところでもある。」としたが、さっそく週明け6日には6,155.04とこの上値フシを抜いてきた。あと欧州信用不安再燃から押しを入れるも直ぐに切り返し週末に掛けては6,200の大台回復となっている。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で6,283.50次の下値フシは大引で6,159.50となっているが、この上値フシの次には8/28号で書いたところの6/21と8/2に付けた両フシが控えておりここで一旦弾かれるかどうか見ておきたい。

【住友金属鉱山】
 さて、金曜日10日付の日経紙では、中国などの新興国の底堅い需要を背景に在庫減少から銅が6月の安値から26%上昇、4ヶ月ぶりの高値を付け、ニッケルやアルミ、亜鉛なども上昇するなど非鉄の国際価格が軒並み上昇している旨が載っていた。この非鉄関連といえば当欄では今迄【住友金属鉱山】を二回、【太平洋金属】を一回取り上げたが、さてその後の状況はどうなっているだろうか。
 先ずこの別子こと住友鉱、当初は金関連で取り上げたものだがニッケルで非鉄メジャー入りを狙う非鉄ポストである。5月に取り上げた時は、「〜金関連として人気再燃の銘柄であるが、株価としては08年の12月の再陽転から始まった中期上昇相場は、既に昨年の11/18の再陰転を確認して終焉を迎えている。直近では5/11に1,324円を大引で割り込み戻りからの陰転確認、昨年6月と7月に付けたフシの値幅の中で収斂型を形成しており、人気の裏で正念場を迎えることになろう。」としたが、やはりその後一度も陽転のフシを取らないまま推移し、8/16には1,053円の年初来安値を示現し、5/22当時の1,275円(5/21大引)からは200円以上の下落となった。株価の転機は今月に入ってからで、此処までの下落の過程において昨年の4/28に作成した下値フシが強力にサポートし、9/2には1,110円台にあった陽転のフシを抜いて目先の陽転を確認している。
 特殊チャート上では現在値から次の上値フシは大引で1,224円次の下値フシは大引で1,137円となっているが、引線一波動でこの上値フシを抜いてくれば再陽転となり、その後に陰転のフシを割らない限り前回収斂型を形成していた昨年6月と7月に付けたフシの値幅の中へと回帰することになろう。

【太平洋金属】
 もう一つのこの太平金、前号では「特殊チャート上では、現在値から次の上値フシは大引で692円、次の下値フシは大引で658円となっているが、5月の再陰転前に付けた750円台のフシ目奪回には何処かで再陽転した方がより確実にこれを狙う事が出来る。」としたが、その後の日経平均安値更新に連れる形でモタついている。
 特殊チャート上では現在値から次の上値フシは大引で659円次の下値フシは大引で602円となっているが、こちらは4/28に陰転確認して以降5/17の再陰転から新安値を付けた値幅での収斂型途上であり、再陽転のフシを取るまでこの収斂の動きが継続される可能性が高いか。


Posted by 雲遊   パーマリンク

過去のコラムへ

ページのトップへ ページのトップへ

広告

プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

検索


カテゴリーリスト

タグリスト

最近の記事

広告


RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2010 CapitalF Co.,Ltd. All rights reserved.