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日立製作所

2010年09月25日(土)

為替頼み [CFD]

【サマリー・9/21〜9/24】

今週の日経平均は、米国の景気を判定するNBER(全米経済研究所)が米景気後退は09年6月に終了したとの宣言を受けNY DOWが大幅高となった事を受けて連休明けは買い先行でスタートしたものの、あと円が堅調だったことに加えて上海株式が軟調推移していたことが嫌気されてジリジリと軟化し小甘く引けた。週央は85円を超えて来た円相場の堅調が嫌気されて売り先行でスタート、あと切り返す場面もあったものの、明日が祝日という事や中国市場も24日まで中秋節で休場という事もあって見送りムードが強いまま推移し引続きの小幅続落で引ける事となった。祝日明けの週末はNY DOWが大幅続落となった事を受けて売り先行でスタート、あと安値圏の揉み合い推移であったが、後場一時過ぎ頃に日銀介入観測から円が急落すると一転急反発してプラス圏にまで浮上、あと政府筋が沈黙を貫いたことで右往左往したが結局往って来いで売られ上ヒゲを引いて週末を終えた。
円相場は、連休明けは対ドルで85円台後半でスタート、あと軟調場面もあったが政府・日銀の円売り介入への警戒感も強く同水準での揉み合いに終始した。週央はFOMC声明で、米当局が一段の金融緩和に含みを持たせたことを背景に引続き続伸してスタート、あと84円台と一週間ぶりの高値まで買い進まれた。祝日明けの週末はこの流れを継いで朝方から堅調推移していたが、後場に入って突然介入観測から一転急落、一気に85円台半ばまで急落となったが政府筋は一様にコメントを拒否、これらの事で介入を疑問視する向きも交錯しあと次第に円が買い戻された。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で9,735円、次の下値フシは大引で9,320円となっているが、先週号で記載したようにNY DOWが目先陽転のフシを抜いてきた上に政府・日銀の為替介入もあって陰転継続下でもスルスルと戻りに入っている。ただ、ここからは今回の戻り相場においては初めてフシが並ぶ抵抗帯近辺に近づいており、目先は週末の終値から段階的に四つの抵抗の上値フシをもあっさりクリヤできるか否かその辺を見ておきたい。」としたが、連休明けは前週の勢いを継続させ9,700円台からのスタートと上値フシに接近するもこのフシを抜けずに失速、介入観測を巡って週末は乱高下するも結局は続落となり、祝日を挟んだ今週はすべて安く引けた。ただこの安値のフシも取らず終いで消化難の週だったともいえようか。
 来週は、週初の配当取りもあるが経済指標が数多、先ず週明けには8月貿易統計、29日には9月日銀短観、30日には8月鉱工業生産、8月住宅着工、そして為替介入実施状況、週末には8月完全失業率、8月有効求人倍率等々目白押しで、これらに睨んでやはり為替に左右される展開になろうか。
特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で9,645円次の下値フシは大引で9,285円と設定されるが、介入の是非はともあれ目先の方向性としては引線一波動でこの上値フシを抜けるか下値フシを割るかで明暗分かれるところ。NY DOWが先週号にて既報の通り目先の陽転確認から上昇し続けているのに加えて、日銀の覆面?介入の警戒感も燻ぶる等と支援材料下にあるが、この環境を利用して先週号既報の通り初めて並ぶ抵抗帯を突破出来るか否か、ここは可也強力な抵抗だけに注目である。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で875.5、次の下値フシが大引で834に設定されるが、先の「バーゼル3」の内容で銀行株が堅調となるも、野村HDなどは今迄で既報の通り再陰転から全般高の中においても年初来安値を更新しているなど強弱混在している。」としたが、こちらは日経225同様に結局三日間では上のフシもまた下のフシも取らなかったが、日経225がザラバで上のフシに接近したのとは対照的にこの指数は週末にはザラバで下のフシに接近したのが目に付いた。
来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で858.50次の下値フシは大引で819.0と設定されるが、メガバンク勢など「バーゼル3」で束の間の戻りを入れるも、このところまた自己資本規制比率の問題が燻ぶり続けており、またぞろ追加増資の憶測が出てきていることからみずほFGは今週連日で年初来安値を更新している。主力証券も引続き軟調で、金融系のこの動きは注視しておくところか。
 
【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシは大引で10,677.50ドル、次の下値フシは大引で10,439ドルとなっているが、今回の陽転がはたして短期で終了してしまうのかどうか目先はこの上値フシを抜いてくるか否かが焦点。これを抜いてくると4月から作成したダウントレンドラインをブレイクすることになり、ここを抜けるとその次はフシ目らしいフシが5/4に陰転確認した後の戻りのフシ10,900ドルまで見当たらないので材料如何によってはその辺を捉えにゆく可能性もある。」としたが、さっそく20日にはこの10,677.50ドルのフシを抜いたことで先週号にて書いた通り、週末にはザラバ高値10,897.83ドルとほぼ予測しておいた10,900ドル近辺まで達成となった。
 来週の注目指標としては、先ず28日の9月コンファレンスボード消費者信頼感指数、30日の新規失業保険申請件数、週末の8月個人消費支出、9月ISM製造業景気指数などこちらも目白押しであるが、米国の景気を判定するNBER(全米経済研究所)による景気後退終了宣言後だけにこれらも注視したいところ。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で10,873.5ドル次の下値フシは大引で10,647ドルとなっているが、この上値フシを抜いた場合において先週号で書いた10,900ドルの大引抜け、そして5/4の陰転確認値もクリヤ出来るか否かが焦点になってくる。折しも週末には著名ヘッジファンド担当者が今後3ヶ月の株価見通しに強気な見解をしたことが話題になっており、はたして見通し通りになるか否かこちらも注目である。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,132.50、次の下値フシは大引で1,104となっているが、このS&P500種はこの上値フシを抜くと次のフシは5/4に陰転確認した後の戻りのフシ1,172と比較的高いところに位置している。NY DOWに比べて5月の長大陰線の埋めが少なかった為だが、5月から比較的規則正しいボックス相場を形成しているだけにこのボックス抜けなるかどうか見ておこう。」としたが、こちらも20日にはさっそくこの上値フシ1,132.50を抜いてきた。あと一服したものの、週末には再度切り返してほぼ高値引けで終えている。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で1,159.50次の下値フシは大引で1,123となっているが、今年1月に付けた1,140台にあったフシも抜いてきているだけに、先ずはこの上値フシ、そして引続き前号で書いた5/4に陰転確認した後の戻りのフシ1,172を捉えてくるかどうかを注視しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で6,283.50、次の下値フシは大引で6,159.50となっているが、やはり上記のように6/21と8/2に付けたフシが現在のところ強力に抵抗として作用している。下値切り上げながら上値が揃った三角保ち合い型は依然として作成途上であるか。」としたが、週明け早々20日にはこの上値フシ6,283.50を抜いてきた。その後23日、24日とザラバで下値フシを割るも引けではこのフシをキープして引けた。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で6,360次の下値フシは大引で6,206となっているが、先週5営業日のうち、16日を除いた4営業日でザラバ高値がこの上値フシをクリヤしたものの、大引では何れも適わずであった上値フシを抜いてきているだけに、この上値揃いの三角保ち合い型の放れに期待が掛かるところである。

【日立製作所】
 来週9/27は権利付き最終日となりここ直近では期末に向け配当取りの動きなどピークを迎えたが、それに絡んで復配ものなども商いを集めている。そこで今週はこの復配ものの中でも主力のいわゆる「01物」で、東証一部の時価総額上位100社のうち直近までの年初来上昇率がトップであったこの日立製作所をチョイスしてみた。
 この株、ここ数年での高値としては07年度など重電の雄としてしばらく900円台を誇ったものだが、株価としては同年の5/17に890円台の重要なフシを切って陰転確認、あと同年のクリスマスと翌08円の8月にきれいな戻り二番天井を付ける格好となり、08年の8/20に780円台のフシを切っての陰転確認から本格的な暴落相場入りとなった。そこからは一度も陽転しないまま暴落し続け、翌09年の3/5に漸く250円台のフシを抜いて陽転確認。以降は概ね200円台から400円台で陽転陰転を繰り返しての往来相場を作成している。
 特殊チャート上では現在値から次の上値フシは大引で380円次の下値フシは大引で355円となっているが、おもしろいことに何故かこの株、NY DOWと波動の取り方が4月以降全て一致している。NY DOWは9/15に目先陽転のフシを取っているが、この株も上値フシ380円を抜いてくると次は陰転確認後の戻り高値400円台のフシが目先の視野に入って来る。


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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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