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2010年07月03日(土)

文月相場 [CFD]

【サマリー・6/28〜7/02】

 今週の日経平均は、週明けは先のメジャーSQ値近辺でスタート、ただメガバンク群の弱さが足を引っ張り先物には断続的に大口の売りが入った影響で続落の引けとなり、翌日はSGXの225が堅調推移していたこともあり先物がCME清算値より上鞘で始まるも、後場からは為替の円高進行が嫌気され下げ幅拡大、11日の窓を埋め切る展開となった。週央はNY DOWの10,000ドルを割る大幅安が嫌気されアッサリと年初来安値を更新、翌日は日銀短観において6月の大企業製造業DIの事前予測上ブレが好感され先物はCME清算値より上鞘でスタートするも主軸通貨に対する円高進行、グローベックス先物急落や上海総合指数下落が地合いを崩しズルズルと大幅続落で大引け。週末の相場は前日のNY DOWが安値から切り返した事が辛うじて好感され、揉み合いながらも今週初めての小反発となって引けた。
 円相場は週初、対ドルでは米実質GDPの下方修正があったものの小動きで小幅高、ただ翌日には一ヶ月ぶり88円台となりジリジリと上値追い、週央には欧州金融システム不安再燃で対ユーロでも急伸し約8年7ヶ月ぶりの107円台まで買われた。月替わりからは依然として対ドルでジリ高を継続させる一方で、対ユーロではショートカバーが入り109円台へ。週末には米経済減速の警戒感から一時86円台まで買われた前日の流れを継いで、東京でも昨年12月以来7ヶ月ぶりの円高水準まで買われた。一方でユーロは引続きショートカバーの入る展開が続いていた。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「次の上値フシは大引で9,850円、下値フシは大引で9,634円となっているが、直近の趨勢を測る基準であった9,880円を下回っているだけに上昇基調を維持する為には早期の上値フシの奪回が求められる。また、このまま、引線一波動で6/12号にて書いた大引の下値フシ、9,500円を切ってしまうと早くもニュートラルになってしまうのでこの辺は注意しておきたい。」としたが、週央にはこれを切ったばかりか次のフシ目も切り今度は陰転確認。前回のフシ抜けからの陽転パターン出現からトレンドを作らずに往って来いで陰転するのはレアケースであるものの、この同様の買い型から陰転してしまったケースは為替のそれでも幾つか確認が出来る。ちなみにここ最近では【EUR/JPY】の今年3月に陽転したパターン、もう一つ数年前のケースでは【AUD/JPY】が年末の12月に陽転したパターンがそれに当て嵌まるケースである。また、今回は日経225こそ陽転したものの、TOPIXなどは陰転したまま推移、個別銘柄に至っては既報の通り主力の【トヨタ】、【ソニー】などが再陰転、特に市況に敏感な【野村ホールディングス】に至っては次々と重要なフシを割り込んでの再陰転確認となっていたわけだから日経225がこれらへ鞘寄せしてしまったのも自然な流れだったか。
 来週は、8日に5月機械受注、6月工作機械受注、6月のオフィス空室率などの発表があるがこれといって大きなものもなく、週初はNYも休場だけに商いの薄いところを狙っての仕掛け的な動きがあるかどうかだ。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシは大引で9,465円下値フシは大引で9,075円となっているが、この下値フシは計測上偶然ながらも昨年のドバイショックの時に付けたフシ目と一致する。当時のようにここでコツンとして、年明けに掛けて急伸していった流れが再来するのか否かだが、個別銘柄で見ると先月の段階で数多くの主力銘柄がこれを既に割り込んでしまっており(トヨタなどは2月段階でこれを切っている)、寄与度の高い物が続々とこうした波動を描いていてはこれらへ日経225が鞘寄せする可能性もないわけではない。

【TOPIX】
先週号では、「次の上値フシは大引で887.50、次の下値フシは大引で846となっているが、上記の通りメガバンクのファイナンスが市場に織り込まれるのは何時か、またそれで900台にある陽転のフシを取って来る切っ掛けになるか否かに注目しておきたい。」としたが、日経225がフシ割れした日に歩調を合わせるべく、30日には下値フシを割ってきた。上記の通り誰もが予測し食傷気味になっていたメガバンクのファイナンスであったが、当のみずほなどはダメ押しで月替わりには年初来安値更新と市場は容赦ない。 特殊チャート上では現在値から次の上値フシは大引で860.50下値フシは大引で820.50となっているが、下値フシを取ってくるということは昨年のドバイショックに付けたフシ目も割り込んでくるということになり、大台の攻防もゆくゆくは出現する可能性があるか。

【NY DOW】
先週号では、「次の上値フシは大引で10,253.50ドル、下値フシは大引で10,051.50ドルとなっているが、先週に書いた10,110.50ドルはちょうど日経225のところで書いた直近の趨勢を測る基準であった9,880円に相当するフシ目でもあるので、そういった目で見ておきたい。」としたが、29日にはあっさりとこれを割り込んでいる。
 来週は4日の独立記念日に絡む連休も入る上に、本格的な米主要企業の決算発表としては再来週からが本番といったところで、この4営業日は模様眺め気分が広まる可能性はある。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシは大引で9,825ドル下値フシは9,505ドルとなっているが、前述したように日経225よろしく10,110.50ドルを割り込んだばかりか、昨年再陽転から10,000ドル大台以上での活躍の起点となった10月の再陽転値である9,810ドルも切ってしまっているあたりが下値への余地を示唆している感もある。

【野村ホールディングス】
 上記の【日経225種平均株価】の欄でも少し触れたが、今週は市況企業のこれをチョイス。以前も取り上げたが、前回「結局この株、昨年の3/11に458円のフシを抜いて陽転してから6月まで上がり続けた波動の範疇で騰落を繰り返している比較的単純な動きで、収斂の頂点でどちらに離れるかが一つの焦点だろう。」としたが、以後の再陰転確認で収斂は終了、下っ離れの波動へと移行している。日経225が陽転する以前にドバイショック時のフシ割れとなり、日経225がニュートラルとなってしまう重要なフシを切る以前の23日にも再陰転を確認していることからやはりある意味先行指標。 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシは大引で502円下値フシは476円となっているが、昨年1,000円台での活躍から大暴落となって漸く陽転確認の起点となった458円まであともうわずかである。

【WTI】
 今週は久し振りにこの商品をチョイス。前回に取り上げてから上値フシであった71.05ドルの大引を5/26に達成し、約一ヶ月間に亘って上昇トレンドを描いていた。波動的には幾つかあるが、もう一波動残しているケースでは、再陽転確認となって前回に陰転確認した82.20ドルまで取りにゆく可能性もあるが、6/4に付けたフシ目接近となっているのでこの辺は微妙である。 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシは大引で72.75ドル下値フシは71.35ドルとなっている。

【USD/JPY】
 前回では「現在値から次の上値フシは大引で93.05円、下値フシは大引で91.25円となっているが、引線一波動で93.45円を抜けてくるようであれば久し振りに目先の陽転となるのでこの辺に注目しておきたい。」としたが、陽転どころか6月下旬には90円台を割り込み、6/29の88円台にては昨年のドバイショック時からの順上げのフシ目をブレイクすることになった。 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシは大引で88.35円下値フシは大引で86.75円となっているが、こうした順上げブレイク形となると収斂型の離れというよりも、三尊型からの離れという見方に自動的に切り替わることになる。


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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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