2011年01月29日(土)

日本国債格下げ [CFD]

【サマリー・01/24〜01/28】

今週の日経平均は、先週末にかけての大幅安となった反動から週明けの寄付は反発してスタート、あとヤレヤレ売りで弱含む場面もあったが後場は先物主導の格好でジリジリと戻し10,300円台回復して引けた。翌日は、米株式の大幅高を受けて寄付は続伸してスタート、あと売られた一部輸出関連株の戻りから更に上値追いの展開、後場に入ってからは決算動向を見極めたいとの雰囲気で揉み合いとなったが高値圏維持し10,400円台回復して引けた。週央は商品市況の下落を受けた資源関連株の軟調から反落してスタート、あと揉み合いに終始し小反落で引けたが商いは今年三番目の薄商いとなった。翌日は米株式がザラバで08年6月以来となる12,000ドルを回復した事が好感され寄付は反発してスタート、あとダレる場面もあったが上海総合指数の上げ幅拡大が好感されジリジリと値位置を切り上げ反発して引けた。週末は、日本国債の格下げを背景に寄付は小甘くスタート、あと先物に断続的な売りが出た影響でジリジリと値位置を切り下げて前引け、後場に入ると円堅調や週末要因も加わり更に値位置を切り下げ10,300円台の引けで週末を迎えた。
円相場は、米FOMCの結果を見極めたいとのムードから週明けは全般小動きであったが、輸入企業等による円売りがやや優勢で対ドルでは小幅続落となった。翌日は英GDP伸び率が予想に反しマイナス転落したことでリスク回避から円買いの動きとなり4営業日ぶりに反発となった。週央は米大統領一般教書演説で歳出抑制方針から米金利の低下が意識され続伸、翌日は終日揉み合いでが続いていたが終盤にはS&Pが日本国債格付けを一段階引下げた事を受けて急落、週末は円売り一巡から早くも切り返し反発して引けた。

【日経225種平均株価】 
先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で10,385円、次の下値フシが大引で10,150円となっているが、今週始めの段階でも日中値幅が9日連続で100円を下回るなど2005年7月以来5年半ぶりの膠着相場を見せており、そういったここ年末年始の営業日では漸く押しらしい押しとなった。これに併せ買われ過ぎ最長を記録していた騰落レシオも33営業日ぶりに120%を割り込んだが、目先は個別銘柄が各々再陽転のフシ目を奪回して来るかどうかが焦点となってくるわけで日々のフシ目に注視しておきたい。」としたが、輸出関連株の堅調に支えられての戻りもあって25日にはこの上値フシを抜いてきたものの、週末には再度売り直され週間では往って来いの相場となった。
来週の注目指標としては、31日の12月鉱工業生産、12月全国消費者物価指数といったところだが、今3月期第3四半期累計の決算発表が佳境に入って来る。今の相場は下馬評通りなら好決算でも売られ、反面少しでもサプライズ要因があれば大きく買われる相場付きとなっており個々の決算では神経質な展開が予想される。
特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で10,475円次の下値フシは大引で10,230円となっているが、今週の相場で再陽転のフシを取りきらなかったことで調整は継続となろう。指数の内容的には個別では昨年の4月と6月とで作成した二番天井を抜いてきたようなファナックのような波動を他の225構成銘柄が取ってくるかどうかに注目していたが、これに当て嵌まるものとしては例えば、ホンダやパイオニア。前者は昨年1月と4月とで作成した二番天井のフシまで猛迫していたがはれて今週これを抜いてきた。一方後者は一昨年4月と昨年2月とで作成した二番天井のフシまでこれも猛迫しているがこちらは未達成。そうした一方でファーストリテイリングは陰転のフシを切ってきている等それぞれはこう色であり、この比率には引続き注目しておきたい。

【TOPIX】
先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で946.50、次の下値フシは大引で903とするが、今週もやはり日経平均が押す場面ではトヨタやメガバンク、不動産等TOPIX方の銘柄から買われNT倍率の縮小が目立ったが、後半ではこれら主導で売られた。今後主力のフシ割れでTOPIX先導型の流れが変わってしまうのかどうか見極める必要がある。」としたが、今週も引続きザラバでもこの上下のフシ何れにも抵触すること無く終ったものの、個別では大光銀行が2/1から市場第一部に指定替え、TOPIXハッシブ連動資金の買い需要発生思惑から先回り買いの動きが入ってストップ高まで買われるなどの光景も見られた。
特殊チャート上では、来週も今週同様に現在値から次の上値フシが大引で946.50次の下値フシは大引で903とするが、今週はS&Pが日本国債格付けを一段階引下げた事を受けて国債保有の観点から銀行を中心とする金融系への売り物が目立っていた。この事情で金融系の個別の波動が変わってしまうのかどうかも今後TOPIXを測る上で見ておかねばならない。

【NY DOW】
先週号では、「来週も今週同様に現在値から次の上値フシが大引で、11,896.50ドル、次の下値フシは大引で11,677ドルとするが、18日のNY DOWは米アップル社のスティーブ・ジョブズCEOの休養ショックに加えて、米シティグループの四半期決算も市場予想に届かなかったにもかかわらずNY DOWは続伸、約2年7ヶ月ぶりの高値まで買い進まれた。この辺はやはり、リーマン・ショックの年の7月〜9月に作成した厚い抵抗帯の最終関門となる上値フシを先週取った事による効果が大きいと思うが、主力の決算でまた波動が変わってくるかどうかにも注視しておきたい。」としたが、週明けには11,980.52ドルと早速この上値フシを抜き、ザラバでは5営業日全てで12,000ドルの大台超えとなった。ただ斯様に引き続き堅調に推移していたNY DOWも週末には一部主力の決算内容嫌気やエジプト情勢緊迫化もあって週末には急落となっている。
来週の注目指標としては先ず、月替り1日の1月米ISM製造業景況指数、2日の1月米ADP雇用統計、3日の1月米ISM非製造業景況指数、米週間新規失業保険申請件数、そして週末4日の1月米雇用統計等があるが、10-12月期決算発表の方は31日のエクソン・モービル、1日のファイザー、2日のビザ、3日のマスターカード、メルクなど主力どころがまだあり注視したい。
来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが11,949.50ドル次の下値フシが11,690.40ドルとなっているが、新春の1/8号にて、「〜仮にこの上値フシを抜いてくると、その後の抵抗らしいフシ目は12,000ドル台まで見当たらないので、この12,000ドルの大台もスンナリ達成する可能性が出て来る。」とした通り、今週は早速月曜日からザラバではれてこの12,000ドルの大台クリヤの達成となった。ここまで長大陽線を立てていただけに週末の下落程度などホンの押しだが、唯一注意しておくべきは昨年2月の陽転確認後の波動のように長大陽線からの揉み合いで陰転してしまうパターンであり、一応その線形は日々チェックしておきたい。

【S&P500種】 
先週号では、「来週も今週同様に現在値から次の上値フシが大引で1,297.50、次の下値フシが大引で1,274.40とするが、先導してきたS&Pも週足では8週間連続で上昇したDOWを横目に8週間ぶりに下落となった。これで先行性の部分等でDOWが鞘寄せしてくるのかどうかも見ておきたい。」としたが、果たしてDOWは週末に急落となった。波動の方はDOWが24日に上値フシを取ったが、S&P500種は27日に1,299.54とこの上値フシ1,297.50を抜いてきた。
来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で1,287.50次の下値フシは大引で1,264.40となっているが、こちらも新春の1/8号にて、「〜1,266.50の上値フシ抜けによって2008年の7月からの戻り相場の後の再陰転値をクリヤしているので、1,300の大台水準まで抵抗らしい抵抗は存在しない。」とコメントした通り、27日にはザラバではれてこの1,300の大台クリヤを達成した。この指数もDOW同様に昨年2月の陽転確認後の波動のように長大陽線からの揉み合いで陰転してしまうパターンもあり、一応その線形は日々チェックしておきたいところ。

【DAX】
先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で7,093.50、次の下値フシが大引で6,954.40となっているが、引き続きこの値段帯は下値のフシ割れに注意。先週記のように揉み合いの形状によっては陰転の素地を作る場合もある。」としたが、26日には7,127.35とこの上値フシ7,093.50を抜いてきた。
来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で7,197.50次の下値フシは大引で7,056.40となっているが、今週先ずは上値フシを抜いたことで1/15号で書いた、「〜揉み合いの形状によっては逆に陰転確認のフシを取って来易いパターン」という懸念は一旦解消になった。更にはこの上値フシを抜いてくると前回適わなかった今年最初の再陽転となるのでこの辺に注目しておきたい。

【NY金】
先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,359.50ドル、次の下値フシが大引で1334.40ドルとなっているが、先週号の通りニュートラルの状態に戻るには最低でも1,391ドル以上が必要という点は来週も変わりない。」としたが、1/15号にて「この週末には1,368ドルのフシを割って目先陰転を確認している」とコメントしてから順調に急落している。この翌週連休明けの18日から今週27日の大引まで2週間でザッと約50ドルの下落であるからこれは効率が非常によかったと言えよう。
来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で1,353.50ドル次の下値フシは大引で1,328.40ドルとなっているが、今後ニュートラルの状態に戻るには最低でも1,370ドル以上が必要である。

【WTI】
前号で取り上げたのは昨年の10/23号であるが、今週はエジプト情勢の緊迫化でにわかに動意付いてきたので再度取り上げる。
現状特殊チャート上では、来週は現在値から次の上値フシが90.10ドル次の下値フシは大引で87.40ドルとなっているが、にわかに沸いたWTIも直近の1/27には陰転のフシを切っており、ここからのフシ目関門で再陽転しないとこの戻りはいい売り場になってしまう。

【USD/JPY】
前号で取り上げたのは昨年日本が単独介入を試みた後の9/18号であるがその時には、「現在値から次の上値フシは大引で86.45円、次の下値フシは大引で84.85円となっているが、仮にこの上値フシを抜いてくると、順下げ往来相場から下っ放れで再陰転確認してしまった7月の87円台のフシまで引っ掛かりそうなフシは存在しないものの、このまま引線一波動で上げても特殊チャート上は陰転のままである。」とした通り、当時の85.8円水準から介入を嘲笑うかのように上昇し80円そこそこまで約6円近く急騰した。
その後何度か円弱材料の切っ掛けがあり、直近でもS&Pによる日本国債の格下げの報があったものの一向に円安の流れにはなっていないが、特殊チャート上ではその素地が出来上がりつつある。年明け1/19の82円を付けてからの戻りで83円台前半にあった上値フシを抜いてくることが出来ていればはれて陽転確認となったのだが、ユーロと共に今週末にかけて強含んでしまったのでまたも先延ばしになっているものの、多少変則形にはなるが、現在値から今後引線一波動で83.20円のフシを抜いてくると目先陽転となる。但し先に下値フシ81.44円を切ってくるとこのパターンはなくなりまた陽転は先延ばしとなってくる。


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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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